お知らせnews

SMCラボラトリーズからのお知らせや新着情報を発信します。

2023.06.12

商品とサービス

New Service: In Vitro Assay for Fibrosis Evaluation

このたび、線維症評価のための新しいin vitro試験サービスを開始することになりましたので、お知らせいたします。   本サービスを開始することで、予備的な研究や潜在的な線維化作用について化合物をスクリーニングするための費用対効果に優れた効率的な方法を提供し、医薬品開発における貴重な時間とリソースを節約することができるようになりました。これにより、創薬プロセスの初期段階を速めるだけでなく、早急に本格的な in vivo試験に投資することに伴うリスクを軽減することができます。     In vitro試験の例 ■肺線維芽細胞(HEL299)を用いた被験物質の抗線維化評価 ■試験概要: HEL299を10%FBS含有EMEMにて培養します。Recombinant human TGF-β(10 ng/mL)を添加して線維化様反応を惹起した後、被験物質を添加して、24時間後の細胞を回収します。線維化関連因子の遺伝子発現解析など、生化学的解析を実施し、被験物質の抗線維化作用を評価します。     当社は長年にわたり、非臨床CROとして炎症、線維症、がんを中心とした薬効評価試験サービスを提供してきました。本サービスを通じて、医薬品開発のパイプラインを加速させ、まだ治療法のない化合物の多くを臨床試験に進めることに貢献します。   ご質問やご相談、この新サービスがお客様の現在および将来のプロジェクトにどのように役立つかを検討されたい場合は、ご遠慮なくお問い合わせください。

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2023.06.07

商品とサービス

Introducing our new pulmonary fibrosis model: Silica-induced pulmonary fibrosis model

本日は、肺線維症のマウスモデルである「シリカ誘導性肺線維症モデル」をラインアップに加えましたので、お知らせいたします。   シリカモデルは、肺の線維化が早期に起こり且つ長期的に維持されるため、肺線維症の治療試験に有用なモデルマウスの一つです。 一般的に、ヒトの肺線維症は緩解しませんが、代表的な肺線維症モデルのブレオマイシンモデルは、病態誘導から3週間程度で線維化が緩解します。一方で、シリカモデルの線維化は9週間程度も維持されます。 したがって、線維化が維持される特徴を持つシリカモデルは、線維化が緩解するブレオマイシンモデルを補完するモデルとして、より臨床相関性の高い薬効評価試験を可能にします。   シリカモデルの病態は、肺胞内に侵入したシリカにより、炎症が起こり、間質の線維化が長期的に誘導されます。また、本モデルはヒトの珪肺症を模しており、珪肺症でも観察される結節も形成されます。         特発性肺線維症 (IPF)や、進行性肺線維症 (Progressive pulmonary fibrosis, PPF)に含まれる間質の線維症をターゲットとしている場合、シリカモデルを用いた薬効評価試験が有用だと考えられます。 また、既にブレオマイシンモデルによる薬効評価を試したが、異なるモデルでもデータを取得したい場合や、肺線維化が持続するモデルで試したい場合は、本モデルによる薬効評価試験を試されてみてはいかがでしょうか。   当社が取り扱っているブレオマイシンモデルとシリカモデルの比較など、当モデルにご関心がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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2023.05.31

論文・学会発表

Study published in Pharmacol Res Perspect. on the efficacy of the inhibitor of serine palmitoyltransferase (SPT) in STAM™

Pharmacol Res Perspect.誌にて当社クライアント様 (中外製薬株式会社)による論文発表がございました。   Title Novel oral SPT inhibitor CH5169356 inhibits hepatic stellate cell activation and ameliorates hepatic fibrosis in mouse models of non‐alcoholic steatohepatitis (NASH) (Hada et al., Pharmacol Res Perspect., 2023)   本論文では、セリンパルミトイルトランスフェラーゼ (serine palmitoyltransferase, SPT)阻害剤であるCH5169356が肝星細胞の活性化を抑制と肝線維化について解析を実施されています。その結果、当社STAM™マウスにおいてCH5169356が抗線維化効果を示すだけでなく、炎症の抑制効果を示すことが明らかとなりました。   STAM™マウスは当社が開発した世界初のNASHから肝ガンを発症する病態モデルマウスです。 ヒトNASHと類似した病態(脂肪肝→NASH→肝線維化→HCC)を発症することから、NASH診断に用いるNAFLD activity scoreによるNASH病態の評価も可能であり、これまで多くの薬効評価試験や基礎研究に活用されてきました。 また、これまでにSTAM™マウスを用いた論文は70報以上が報告されており、NASH-HCCに関連する様々なターゲットやパスウェイに対して評価が行われおります。ご関心のあるターゲットがございましたら、ぜひ当社までお問い合わせください。   ■当社のサービスにご関心がある場合は、お気軽にお問い合わせください。 ■STAM™マウスについてはこちら。

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2023.05.24

商品とサービス

Introduction of Inflammatory Bowel Disease mouse model

炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease; IBD)の病態モデルであるデキストラン硫酸ナトリウム(DSS)誘発大腸炎モデルをご紹介いたします。 本モデルは、病態誘導の簡便さやヒトIBDと類似した病態を持つことから、IBDの発症・進行メカニズム解明や治療薬の探索に活用されております。当社DSSモデルは、被験物質の作用機序や試験目的に合わせて、急性大腸炎と慢性大腸炎の2種の薬効評価試験が実施可能です。 急性大腸炎モデル: 被験物質の抗炎症効果の評価が可能です。5日間のDSS飲水投与に伴い、腸陰窩の消失や、腸管上皮のびらん、粘膜固有層への炎症性細胞の浸潤などのヒトIBDに類似した病理組織学的所見が確認できます。 慢性大腸炎モデル: 被験物質の抗線維化効果の評価が可能です。急性大腸炎を誘導後、通常飲水で14日間飼育することで、慢性大腸炎に認められる腸の線維化が観察されます。     弊社では、DSSモデルを始め、種々の臓器における炎症/線維化モデルを用いた薬効評価試験サービスを提供しております。研究員同席の下、Webミーティングも可能ございますので、ご関心がありましたらお問い合わせください。

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2023.05.17

論文・学会発表

Study published in Int. J. Mol. Sci. on the efficacy of Mesenchymal stromal cell/stem cell small extracellular vesicles (MSC-sEV) in STAM™

Int. J. Mol. Sci.誌にて当社クライアント様 (Agency for Science, Technology and Research (A*STAR) (SGP))による論文発表がございました。   Title MSC−sEV Treatment Polarizes Pro−Fibrotic M2 Macrophages without Exacerbating Liver Fibrosis in NASH (Zhang et al., Int J Mol Sci., 2023)   本論文では、間葉系間質細胞/幹細胞由来の細胞外小胞 (MSC-sEV)のNASH治療効果について、STAM™マウスを用いて評価されており、MSC-sEVがNASHの治療に有用であることが示唆されました。 vehicle投与群のSTAM™マウスと比較して、MSC-sEVを投与したNASHフェーズのSTAM™マウスでは、NASHの主要な臨床エンドポイントであるNAFLD activity scoreおよび肝臓の線維化面積が有意に減少したことが示されております。   STAM™マウスは当社SMCラボラトリーズが開発した世界初のNASHから肝ガンを発症する病態モデルマウスです。 ヒトNASHと類似した病態(脂肪肝→NASH→肝線維化→HCC)を発症することから、NASH診断に用いるNAFLD activity scoreによるNASH病態の評価も可能であり、これまで多くの薬効評価試験や基礎研究に活用されてきました。 研究員同席の下、Webミーティングも可能でございますので、ご関心がありましたらお問い合わせください。   ■当社のサービスにご関心がある場合は、お気軽にお問い合わせください。 ■STAM™マウスについてはこちら。 ■NAFLD activity scoreについてはこちら。

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2023.05.10

ニュースリリース

Announcement of webinar 【HOW NAFLD ACTIVITY SCORE IS SCORED IN NON-CLINICAL STUDIES】

当社のオンラインLinkedin ウェビナーを、5月18日(木) 9:30 ~ 10:00 AM (JST)に開催いたします。 本ウェビナーでは、STAM™マウスを紹介し、NASHの臨床試験の主要評価項目としてFDAが推奨するNAFLD activity scoreの評価方法について講演いたします。   ご参加はこちら ► ウェビナーに参加   当社にはNASHに対する薬効評価試験を多数実施してまいりました経験がございます。 ウェビナーやその他、ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。   ■ウェビナータイトル:HOW NAFLD ACTIVITY SCORE IS SCORED IN NON-CLINICAL STUDIES ■Webinar Link ■日程:5月18日 (Thu) 9:30 ~ 10:00 AM (JST) ■今回のウェビナーの内容 ・SMC Laboratoriesの紹介 ・NASHから肝癌を誘発する肝疾患マウスモデル (STAM™マウス)の紹介 ・NAFLD activity scoreについて ・STAM™マウスを用いた薬効評価試験の実績   ■STAM™モデルマウス 当社が独自で開発した、肝がんを自然発症する世界初のNASH-肝がんモデルマウスです。本モデルは、ヒトのNASHと同様の病態(脂肪肝→NASH→肝線維化→肝細胞癌)を示します。  

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2023.04.26

論文・学会発表

The STAM™ mouse model: a clinically relevant, spontaneous HCC model

当社クライアント様がProc Natl Acad Sci U S A.誌に投稿された論文についてご紹介いたします。   Title: Integrative genomic analysis of mouse and human hepatocellular carcinoma Dow, et al. Proc Natl Acad Sci U S A. 2018   本論文では、肝ガンフェーズのNASH-HCCモデルマウス (STAM™モデル)の肝臓サンプルを用い、ヒト肝ガン患者の肝臓サンプルと比較したトランスクリプトーム解析を実施しております。興味深いことに、STAM™モデルの肝ガンは、他の肝ガンモデル(MUPモデル, TAK1モデル, DENモデル)と比較して、ヒトの分子パターンに最も近いことが報告されました。   肝ガンに対する薬効評価試験をご検討中であれば、弊社STAM™モデルを、ぜひご一考いただければ幸いです。 当社ではお客様の化合物やご要望に合わせて、肝ガンの予防試験や治療試験など、試験デザインを提案することが可能です。 また、本論文のように、基礎研究でのご利用を目的としてSTAM™モデルの肝臓やガン組織, 血漿サンプルなどをご購入いただいて解析していただくことも可能です。   STAM™モデルの利用にご興味ある場合は、是非お問い合わせください。

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2023.04.19

商品とサービス

Introduction of chronic kidney disease mice models

慢性腎臓病 (chronic kidney disease, CKD)は、腎臓の構造または機能の異常によって特徴づけられる疾患である。腎不全の発生率や有病率が上昇し、予後不良の原因にもなることから、世界的な公衆衛生問題となっております。しかし、現在の治療法には完全に治療できるものはなく、病気の進行を抑える程度にとどまっています。   SMCでは、お客様の創薬プロジェクトをサポートするために、CKDモデルマウスを用いた薬効試験サービスを提供しています。 4種類のCKDモデルを用意し、お客様のニーズや被験物質の作用機序に合わせた試験を実施可能です。   - アデニン誘導性モデル: 尿細管および間質性評価 - アドリアマイシン誘発モデル: 糸球体評価 - UUO誘発モデル: 腎臓の線維化の評価 - Folic acid誘発モデル: 急性腎障害からのCKDの評価   私たちは常に、お客様のご要望やニーズに合わせて、各研究をカスタマイズさせていただいております。私たちの長年の経験、そして炎症と線維化の領域における専門知識を活かして、お客様の研究をお手伝いできれば幸いです。   私たちのサービスや提供するモデルについて、より詳しい情報につきましては、遠慮なくお問い合わせください。

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2023.04.12

イベント

SMC attend Digital partnering events!

当社は5月に開催される下記デジタルイベントにバーチャル参加いたします。   Biotechgate Digital Partnering May 2023 BIO KOREA 2023 BIONNALE   各イベントに参加される方で、当社のサービスにご興味・ご関心のある方はぜひこの機会にWeb面談を実施しませんか? バーチャルでお会いして、私たち自身や前臨床モデルを紹介する機会を設けたいと思います。 具体的な共同研究についてのご相談は、事前にご希望の日時をお知らせください。当社コンサルティングチームとの面談を設定させていただきます。皆様からのご連絡をお待ちしております。   また、イベントに参加しない場合でも、商談のご希望などございましたら、お気軽にお問い合わせください。     【各イベントについて】   ■BIOTECHGATE DIGITAL PARTNERING 【会期】 2023年5月8日 (月) ~ 5月12日(金) 【開催形式】 オンライン 【URL】 https://www.digitalpartnering.com/   ■BIO KOREA 2023 International Convention 【会期】 2023年5月10日 (水) ~ 5月12日(金) 【開催形式】 韓国 ソウル(COEX, Partnering Center, Hall C) / オンライン 【URL】 https://www.biokorea.org/index.asp   ■BIONNALE 2023 【会期】 2023年5月16日 (水) ~ 5月17日(金) 【開催形式】 ドイツ ベルリン(Ludwig…

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2023.03.29

商品とサービス

Introduction of NASH model with high clinical correlation

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、世界で最も一般的な慢性肝疾患です。現在、世界中でNAFLDの有病率は30%まで増加しており、今後も増加すると予想されています (Younossi Z et al., Hepatology. 2023)。   NAFLDは肝硬変や肝がんをはじめ、より深刻な疾患に進行することから、世界的に重要な健康課題となっています。したがって、NAFLD/NASHの治療のため、多くの化合物が開発されています。しかし、これらの化合物が臨床試験で成功するためには、まだ多くの課題があります。医薬品開発を困難にしている大きな要因の一つは、ヒトの病理を正確に再現する動物モデルが少なく、臨床相関性がないことです。   当社のNASHモデル 「STAM™モデル」 は、NASH臨床試験の主要評価項目であるNAFLD Activity Scoreに加え、NASH患者で観られる肝臓の線維化の程度にて薬効評価が可能です。これまでに600件以上の薬効評価試験を実施し、そのうちの多くの化合物が臨床試験へ進むことに成功しております。NASHの臨床試験を実施している企業の約40%が、当社のSTAM™モデルを使用した経験を有しており、各臨床結果からSTAM™モデルによる薬効評価の臨床的中率が算出できております。 詳細につきましては、当社までお気軽にお問い合わせください。

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