お知らせnews

SMCラボラトリーズからのお知らせや新着情報を発信します。

2024.03.12

商品とサービス

The [optimal disease model] that maximizes your research outputs.

肺線維化モデルマウスを用いた薬効評価試験を考えている場合、画一的な試験デザインの使用ではなく、評価に適した試験デザインを使用することで、被験物質の効果を最大限引き出すことが可能です。   ヒトのIPFの病態を再現するモデルマウスとして、ブレオマイシン誘導性の肺線維化モデルが一般的に使用されております。   前回ご紹介させて頂いた通り、線維化修復能の低いマウスを使用したい場合や細胞治療など長期間の投与が必要な場合は、その目的にあった試験デザインを用いることが重要です。 前回の記事は【 こちら 】   当社は【非臨床専門コンサルティングCRO】として、お客様の目的を理解し、その目的に合った試験デザインをご提案し、IPFモデルマウスを用いて150以上の薬効評価試験を実施して参りました。   そして、その結果は論文や学会でご報告頂いております。   以下の表では、過去のご提案の中で細胞治療や核酸治療など、有効性を示すまでに時間を 要する被験物質をお持ちのお客様向けの試験デザインと一般的な試験デザインの比較をお示ししています。         また、上記の試験デザインで解析したデータを以下にご紹介します。     線維化の治療試験を検討される場合、病態誘導完了後の4週から最大8週間の投与期間を活用して、細胞治療など長期に渡る投与が可能な試験デザイン、モデルとなっております。   また、炎症誘導期間が通常より長いため、抗炎症作用を持った化合物の評価も十分に可能です。   被験物質を評価するデザインを頭でイメージしませんでしたか? その試験デザインをご共有頂ければ、あなたの化合物の価値を高めるための提案を含め、 試験の御見積りも含めてご紹介が可能です。   ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

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2024.03.08

商品とサービス

【Case Study】Why do disease model mice change the outcomes?

肺線維化モデルを用いた薬効評価試験を考えている場合、画一的な病態モデルの使用ではなく、評価に適した病態誘導モデルを用いることで、被験物質の効果を最大限引き出すことが可能です。   本日はIPF研究における病態誘導期間と使用するマウス週齢の多様性を分かりやすくご紹介します。   当社ではマイクロスプレイヤーを用いたモデル作成に高い技術力を持っており、他社様で試験を実施された後、なかなか上手くいかなかったため、当社にご依頼いただくケースも多くあります。当社では、これまで150試験以上の実施経験があり、その結果を論文でもご報告いただいております。     以下の表は私たちの過去の経験に伴い、IPF研究における病態誘導期間と使用するマウス週齢の多様性を示したオリジナルの表です。     Young×Standardタイプ:まず肺線維化に対する効果を見たい場合 Aged×Standardタイプ:線維化修復能の低いマウスを使用したい場合 Young×Chronicタイプ:細胞治療など長期間の投与が必要な場合   当社ではこのように多様性のある研究のサポートを実施しています。   さらに以下では過去にMedicinova社が実施され、発表しているYoung×Standardタイプでの結果をご紹介いたします。   MediciNova, Inc, ICLAF poster, 2014   本化合物は臨床試験の第Ⅱ相試験を実施中の化合物となり、Lung hydroxyprolineやCTを用いた線維化評価も実施されています。     当社はお客様のモデルのタイプと試験に関するお考えをお教えいただければ、お見積りも可能です。   気になるご提案や費用面はお問い合わせください。 お力添えできれば嬉しく思います。

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2024.03.05

商品とサービス

Introduction of [Pathway MAP of MASH compounds] to accelerate your research

非臨床研究を行う上で、モデルマウスの選択にはヒトの病態を再現していると共に、あなたの化合物が評価できるモデルを選択することが重要です。   本日はあなたの化合物に合ったモデルマウスとその結果をご紹介します。   当社はMASH/NASH領域におけるパイオニアとして、これまでSTAMTMモデルマウスを 用いて800以上の薬効評価試験を実施し、多くのMASH/NASH治療候補薬を評価してきました。   これまでSTAMTMモデルで評価してきた薬剤に関しての 【作用機序とパスウェイ】をまとめた一覧図を以下でご紹介いたします。   *図中の赤字で示した化合物は STAMTMマウスを用いた薬効評価試験の経験があり、P3とP2は臨床試験の第Ⅲ相、第Ⅱ相へと進んでいることを示しています。   例えば、臨床の第Ⅲ相に進んでいるbelapectinを用いて薬効評価試験を実施した事例は以下の通りです。     STAM™マウスについては、steatosis→MASH/NASH→fibrosis→HCCと病態が進展するため、あなたのターゲットに合わせて最適な試験時期の設定が可能です。   また、臨床試験に進んだ化合物に関する豊富な試験データからあなたが仮想敵としている化合物のデータとの比較を行った上で臨床試験に臨むことも可能です。   繰り返しますが、非臨床研究を行う上で、モデルマウスの選択にはヒトの病態を再現していると共に、あなたの化合物が評価できるモデルを選択することが重要です。   それを実現させるには化合物評価に最適な病態モデルと試験計画を実施できる非臨床CROをパートナーにすることでしょう。   わたしたちSMCラボラトリーズが保有している膨大なノウハウにより、お客様が研究に専念できるお力添えができれば嬉しく思います。

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2024.02.29

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Preclinical COPD study with positive controls, Roflumilast

当社の新しい薬効評価試験サービスとして、COPDモデルを用いた薬効評価試験において、陽性対照にロフルミラストを設定し、ローンチしましたのでご紹介いたします。   陽性対照として設定したロフルミラストはPDE-4阻害薬です。     PPE-induced COPDモデルの主要評価項目である肺の組織学的解析によるMean linear interceptは、vehicle群と比較してロフルミラスト投与群で有意に低下し、ロフルミラストによる肺報壁の破壊を保護する作用が確認されました。 このロフルミラストの作用は、再現性が確認されております。   薬効評価試験における陽性対照の意義は、既知の有効な治療と同程度の被験物質の有効性を示すこと、及び、陽性対照と直接比較して被験治療の優越性を示すことにより被験治療の有効性を示すことです。つまり、陽性対照を設定することで、被験物質の薬効を陽性対照と比較して評価することが可能です。   このポジティブコントロールを用いて、貴社の被験物質の薬効評価試験を実施するのはいかがでしょうか。   弊社COPDモデルのサービス内容について、さらに詳細にお知りになりたい方は、お気軽にお問い合わせください。

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2024.02.28

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Introduction of Chronic Kidney Disease Mice Models

CKD

慢性腎臓病 (chronic kidney disease, CKD)は、腎臓の構造または機能の異常によって特徴づけられる疾患です。腎不全の発生率や有病率が上昇し、予後不良の原因にもなることから、世界的な公衆衛生問題となっております。しかし、現在の治療法には完全に治療できるものはなく、病気の進行を抑える程度にとどまっています。   SMCでは、お客様の創薬プロジェクトをサポートするために、CKDモデルマウスを用いた薬効試験サービスを提供しています。 4種類のCKDモデルを用意し、お客様のニーズや被験物質の作用機序に合わせた試験を実施可能です。   - アデニン誘導性モデル: 尿細管および間質性評価 - アドリアマイシン誘発モデル: 糸球体評価 - UUO誘発モデル: 腎臓の線維化の評価 - Folic acid誘発モデル: 急性腎障害からのCKDの評価   私たちは常に、お客様のご要望やニーズに合わせて、各研究をカスタマイズさせていただいております。私たちの長年の経験、そして炎症と線維化の領域における専門知識を活かして、お客様の研究をお手伝いできれば幸いです。   私たちのサービスや提供するモデルについて、より詳しい情報につきましては、遠慮なくお問い合わせください。

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2024.02.22

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Introduction of Chronic Kidney Disease Mice Models

慢性腎臓病 (chronic kidney disease, CKD)は、腎臓の構造または機能の異常によって特徴づけられる疾患です。腎不全の発生率や有病率が上昇し、予後不良の原因にもなることから、世界的な公衆衛生問題となっております。しかし、現在の治療法には完全に治療できるものはなく、病気の進行を抑える程度にとどまっています。   SMCでは、お客様の創薬プロジェクトをサポートするために、CKDモデルマウスを用いた薬効試験サービスを提供しています。 4種類のCKDモデルを用意し、お客様のニーズや被験物質の作用機序に合わせた試験を実施可能です。   - アデニン誘導性モデル: 尿細管および間質性評価 - アドリアマイシン誘発モデル: 糸球体評価 - UUO誘発モデル: 腎臓の線維化の評価 - Folic acid誘発モデル: 急性腎障害からのCKDの評価   私たちは常に、お客様のご要望やニーズに合わせて、各研究をカスタマイズさせていただいております。私たちの長年の経験、そして炎症と線維化の領域における専門知識を活かして、お客様の研究をお手伝いできれば幸いです。   私たちのサービスや提供するモデルについて、より詳しい情報につきましては、遠慮なくお問い合わせください。

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2024.01.16

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MOA demonstration #1【microbiota 】| MASH treatment and fibrosis prevention study targeting gut microbiota in STAM mice

本日は、2022年5月Biomedicines誌にてベルギーのMRM Health社の研究チームにより発表されたSTAMマウスを用いた9種類の腸内常在菌からなる細菌コンソーシアムの薬効評価試験の実証例について、ご紹介をいたします。   Title: A Nine-Strain Bacterial Consortium Improves Portal Hypertension and Insulin Signaling and Delays NAFLD Progression In Vivo – PubMed (nih.gov) (Pinheiro I et al., Biomedicines, 10, 1191, 2022) PMID: 35625927   STAMマウスを用いて、9種類の腸内常在菌を5週齢から9週齢の4週間強制経口投与を実施することで、NAFLD Activity scoreおよび血清CK-18値の減少、肝線維化の進展抑制することを報告しております。本報告は、腸内常在菌であるFaecalibacterium prausnitzii, Butyricicocccus pullicaecorum, Roseburia inulinivorans, Anaerostipes caccae, Roseburia inulinivorans, Akkermansia muciniphila, Phocaeicola vulgatus, Veillonella parvula, Blautia obeumによるNAFLD Activity…

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2023.12.13

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Introduction of bleomycin-induced SSc-ILD model

本日は、皮膚と肺の線維化が同時に進行する、臨床相関性の高い線維化モデルをご紹介します。   全身性強皮症は、皮膚だけでなく、心臓、肺、腎臓など全身の組織に線維化が起こる進行性の希少疾患です。特に線維化を伴う肺疾患は発症率の高い合併症であり、間質性肺炎は全身性強皮症の患者さんの主な死因として報告されています。   全身性強皮症の動物モデルは、ブレオマイシンの皮下投与による皮膚線維化の誘導が一般的です。 当社では、より臨床的な相関性の高いモデルを提供するために、条件検討を重ね、皮膚と肺の線維化を同時に誘導するSSc-ILDモデルも取り扱っております。SSc-ILDモデルでは、強皮症の典型的な病態である皮膚の肥厚と肺の線維化の両方が誘導されます。     現在、全身性強皮症に対する根治的な治療法はなく、皮膚や肺の症状に対する対症療法のみとなっています。そこで、全身性強皮症の皮膚症状と肺症状の両方を同時に治療する薬剤候補の有効性を評価したいお客様に、このSSc-ILDモデルを推奨しています。   SSc-ILDモデルについてご質問・ご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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2023.12.08

商品とサービス

STAM™ mice study: demonstration of MSCs-based cell therapy study for the NASH treatment

当社の非アルコール性脂肪肝炎 (NASH)モデル「STAM™マウス」を用いた、細胞治療によるNASH治療効果に関する薬効評価試験例をご紹介いたします。   Title: Human Allogeneic Liver-Derived Progenitor Cells Significantly Improve NAFLD Activity Score and Fibrosis in Late-Stage NASH Animal Model ( Najimi et al., Cells. 2022 )   Article Link ► [DOI: 10.3390/cells11182854]   本研究において、当社はNASHの初期または後期フェーズのSTAM™マウスにHALPCsを移植し、NAFLD Activity Scoreやシリウスレッド染色による線維化面積の評価を実施いたしました。また、シクロスポリンの投与により免疫抑制をいたしました。 その結果、HALPCsの移植により、主に肝臓の炎症と肝細胞のBallooningを抑制することでNAFLD activity scoreを有意に低下させ、また肝周囲の線維化を約30%減少させることが確認され、NASH治療効果が示されました。   本研究のように、間葉系幹細胞(MSCs)をはじめとする幹細胞を用いた、NASHに対する薬効評価研究や基礎研究にSTAM™マウスを用いることが可能です。   当社STAM™マウスにご関心やご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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2023.08.30

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Acute Liver Failure Mouse Model Lineup

急性肝不全(ALF)の死亡率は約40%と高く、その原因はウイルス感染(A型肝炎、B型肝炎、E型肝炎)、アセトアミノフェン(パラセタモール)等による薬物性肝障害、自己免疫性肝炎など様々な肝障害により誘発されます。肝細胞の壊死や炎症による損傷から、肝機能が大幅に低下し、命にかかわる重篤な症状を示します。   当社では、急性肝障害および肝再生のメカニズムに関する研究、および薬効評価試験に広く使用可能なモデルラインナップを展開しております。   CCl4誘導性急性肝不全モデル代謝性障害や炎症などの肝障害および肝再生メカニズムの研究、薬効評価に広く利用されています。代謝産物として反応性の高いラジカル種が生成し、脂質過酸化や細胞膜障害を介した肝細胞壊死を引き起こします。 Concanavalin A (ConA) 誘導性自己免疫性肝炎モデル自己免疫性肝炎のモデルとして利用されています。様々な糖タンパク質と結合しT細胞を活性化、結果として劇症肝炎や肝細胞壊死、肝不全などを引き起こします。 Thioacetamide (TAA) 薬物性肝障害モデル肝障害モデルとして利用されている古典的なモデルの一種です。肝臓で生じた代謝産物が、脂質やタンパク質に結合し、酸化ストレスや肝小葉中心域の壊死を引き起こします。 Acetaminophen (APAP) 薬物性肝障害モデルAPAP過剰摂取による副作用の肝障害モデルとして利用されています。過剰量のAPAPは、肝臓の薬物代謝過程で生じる非常に毒性の強い代謝中間体が増加し、肝細胞の壊死を引き起こします。 LPS/D-GalN誘導性劇症肝炎モデル リポ多糖(LPS)とD-ガラクトサミン(D-galN)の共投与により、短期間で肝障害が誘導される劇症肝炎モデルです。肝臓への免疫細胞浸潤により、肝細胞のアポトーシスや強い炎症が確認できます。   私たちは常に、お客様のご要望やニーズに合わせて、各研究をカスタマイズさせていただいております。私たちの長年の経験、そして炎症と線維化の領域における専門知識を活かして、お客様の研究をお手伝いできれば幸いです。   私たちのサービスやモデルラインナップに関する、詳細な情報につきましては、遠慮なくお問い合わせください。

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