2025.02.02

STAMモデルを用いた共投与試験

本記事では、弊社STAMTMマウスを用いた共投与試験についてご提案させて頂きます。

 

現在、様々な製薬企業様でNASHの非臨床、臨床試験における共投与試験が実施されております。

NASHは脂肪肝、炎症、線維化等様々な病態を発症する為、異なるターゲットに対する候補薬を共投与する事により、相乗効果を示すことが期待されます。

 

弊社は独自のNASH-HCCモデルであるSTAMTMマウスをご提供しております。STAMTMマウスはヒトNASHと類似した病態(脂肪肝→NASH→肝線維化→HCC)を示すNASH-HCCモデルとして、多くの企業様や大学様にてご利用頂いております。

STAMTMマウスは複数の共投与試験で使用された実績があり、SGLT2 inhibitorとDPP-4 inhibitorを用いた試験が一例として挙げられます[Jojima T et al., Diabetol Metab Syndr., 2016]。

以下がその際に実施された試験デザインとなります。

 

 

本試験では共投与群において、単剤投与群と比較して複数のパラメーター、特に線維化の改善が認められております。

共投与試験の実施により、NASH治療に対する候補薬の可能性を拡大させる事が可能であると考えております。

NASHをターゲットとした候補薬をお持ちの場合、ぜひ弊社のSTAMTMマウスを用いた薬効評価試験をご検討いただけますと幸いです。

 

弊社では今回ご紹介したSTAMTMモデルを始め、炎症/線維化に関連した様々な病態モデルを取り揃えております。詳細情報は弊社HPにてご参照頂けます。