2025.01.29

STAMモデルにおけるMASHマーカーについて

MASHモデル(STAMTM)のMASHマーカーについて、ご紹介させて頂きます。

 

MASHの診断において、肝細胞の風船様腫大は単純性脂肪肝とMASHを区別するために重要な所見です。

風船様腫大を同定する上で有効とされている非侵襲性マーカーの1つにCK-18(サイトケラチン18)があります。CK-18はAASLDのFDAのワークショップでearly phaseのNASHマーカーとして推奨されており、これまでの臨床試験でも、病理との関連性が報告されています[Arun J. S, et al., Hepatology, 2015]。

 

弊社のSTAMTMでの血漿中のCK-18の解析結果には、以下のような特徴がございます。

 

STAMTMCK-18

–     初期MASHを表す6週齢以降から上昇する

–  病態の進行(単純性脂肪肝からNASH、線維症に至るまで)に伴い段階的に上昇する

–     ヒトのMASH H患者と同程度の上昇を示す[Ariel E. Feldstein et al., Hepatology, 2009]

 

弊社では、臨床相関性の高いMASHモデルをご提供させていただいております。

また、STAMTMマウスモデルに関する情報はこちらからご確認頂けます。