STAMマウス_FGF21 pathwayをターゲットとしたMASH、線維化および肝発癌抑制試験
本記事では、STAMTMマウスを用いたFGF21をターゲットとした薬効評価試験の実証例について、ご紹介をいたします。
2023年米国Akero社のEfruxifermin、イスラエル89bio社のPegozaferminがPhase 2bにおける良好な結果が公表され、今後の展開が期待されております。2024年10月時点で、Clinical trial gov.に登録されている臨床試験およびその非臨床試験を表1にまとめました。
表1. FGF21アナログのNASHに対する開発状況
表1に記載されている通り、STAMマウスはFGF21アナログであるPegbelfermin、Pegozaferminの評価実績があるモデルです。例えば、89bio社はSTAMTMマウスを用いて、Pegozaferminを投与することにより肝発癌抑制させることを世界で初めて報告しております。
https://www.89bio.com/wp-content/uploads/2023/06/EASL-2023.pdf
STAMTMマウスというFGF21アナログで開発が先行しているPegozaferminの評価実績があるマウスを用いてることで、あなた方がお持ちの被験物質とhead-to-headで比較することができ、開発品の優位性を評価できることが、Pegozaferminと比較することが可能になります。
当社が世界に先駆けて開発したMASH/NASHモデルであるSTAMTMマウスを用いて、FGF21 pathwayをターゲットとした被験物質の薬効を評価することに関心はありますか。 皆様からのお問い合わせを心よりお待ち申し上げております。