2025.02.02

PPE誘発肺気腫モデルのご紹介

本記事では、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の疾患モデルとして知られているブタ膵臓エラスターゼ(PPE)誘発肺気腫モデルをご紹介いたします。

本モデルは、肺におけるエラスチンの分解およびその分解物により誘導される炎症細胞浸潤により病態が発症します。
弊社では、Microsprayerを用いてPPEを気管内へ噴霧状に投与し、肺へ均等に暴露させるため、再現性のある均一な病態を発症させることが可能となっております。

下図に示すように、PPE投与により肺胞壁が破壊され、平均肺胞径(Mean linear intercept)が増加します。