コラムcolumn

SMCラボラトリーズが毎⽉発信している研究コラムをご覧いただけます。

2025.02.02

論文発表についてのお知らせ/ Oncotarget誌

本記事では、Oncotarget誌にて弊社クライアント様による論文発表がございましたのでご紹介させて頂きます。   Kanazawa University Title: “ Peretinoin, an acyclic retinoid, suppresses steatohepatitis and tumorigenesis by activating autophagy in mice fed an atherogenic high-fat diet “   STAMTMモデルを用いた研究データは、Supplemental Figure 2に掲載されております(下記リンクよりご確認頂けます)。 (https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5522259/bin/oncotarget-08-39978-s001.pdf)

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2025.02.02

論文発表についてのお知らせ/ Molecular Cancer Research

本記事では、Molecular Cancer Research誌にて弊社クライアント様による論文発表がございましたのでご紹介させて頂きます。   FDA-National Center for Toxicological Research (NCTR) Title: “Inhibition of the cell death pathway in non-alcoholic steatohepatitis (NASH)-related hepatocarcinogenesis is associated with histone H4 lysine 16 deacetylation“   本研究は、STAMTMモデルを用いて、NASH由来の肝臓がんの発生過程にヒストンH4K16のアセチル化を介したエピジェネティックな遺伝子発現制御が関与することを明らかにしています。

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2025.02.02

論文発表についてのお知らせ/ Oncotarget

本記事では、Oncotarget誌にて弊社クライアント様による論文発表がございましたのでご紹介させて頂きます。   FDA-National Center for Toxicological Research (NCTR) Title: “MicroRNA deregulation in nonalcoholic steatohepatitis-associated liver carcinogenesis”   本研究は、STAMTMモデルを用いて、NASH-HCCにおけるマイクロRNAの発現変化を解析し、主要なhepatocarcinogenesis-related pathwayに関与する複数のmiRNAがヒトHCCの場合と同様に高発現していることを明らかにしました。

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2025.02.02

弊社クライアントによる論文発行のお知らせ/ European Radiology Experimental

本記事では、European Radiology Experimentalにて弊社クライアント様による論文発表がございましたので、ご紹介させていただきます。   順天堂大学 Title:Free fatty acid-based low-impedance liver image: a characteristic appearance in nonalcoholic steatohepatitis (NASH)   本論文では、正常肝、単純性脂肪肝 およびNASH患者の肝臓における遊離脂肪酸(FFA)の抵抗値(インピーダンス)を測定することにより、それぞれを判別できるか検証を行っております。   (Figure .1 マウス肝臓のマッソントリクローム染色の結果と音響インピーダンスの分布)   –音響インピーダンスと遊離脂肪酸量の違い– 単純性脂肪肝およびNASHのモデルマウスとして、弊社STAM™マウスが利用されました。 肝臓中のインピーダンスはマウス正常肝が最も高く、単純性脂肪肝、NASHという順に顕著に減少していました。 また、ヒト検体でもマウスと同様の顕著な減少が確認されました。   以上の結果より、FFAのインピーダンス測定がNASHの早期診断に応用できる可能性が示されました。 今後は、FFA組成の人種差や肝線維化の進行度によるインピーダンスへの影響を検討していくとのことです。   FDAが2018年に発行している非肝硬変性NASHに対する創薬ガイドラインでは、臨床試験時に関わるNASH患者のクライテリアが設定されております。 その中で、侵襲性である肝生検が最も信頼できる診断項目とされていますが、患者の負担軽減や早期診断が可能であるバイオマーカーや超音波診断などの非侵襲性の方法も、その一つとして挙げられます。   今回の論文では、STAM™マウスとヒトNASH検体で同様の傾向が確認され、NASHの新規非侵襲性診断法の確立への兆しがSTAM™マウスによって開かれたことが報告されました。   STAM™マウスは今回のような診断法の開発だけではなく新薬開発にも優れたプラットフォームであり、円滑な臨床試験への進行をサポートできると考えております。

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2025.02.02

ブレオマイシン誘発性IPFモデルの薬効評価経験

本記事では、弊社ブレオマイシン誘発性IPFモデルにおいて、薬効評価経験のあるモダリティや標的分子についてご紹介いたします。 弊社はこれまでに150試験以上のIPF試験の実績がございます。下図のように、低分子、抗体、ペプチド、核酸、細胞治療など様々なモダリティの被験物質の経験があり、モダリティに応じた取り扱いが可能です。 主に、線維化、炎症、免疫に関する標的分子の評価経験があり、幅広いディスカッションが可能です。以下、私たちが経験した典型的な標的分子の一部です。   表. SMCのIPFモデルによる薬効評価した標的分子 (一部抜粋)   本モデルを用いて、御社の被験物質の薬効評価試験を実施するのはいかがでしょうか。 弊社IPFモデルのサービス内容について、さらに詳細にお知りになりたい方は、お気軽にお問い合わせください。 お客様の試験目的やご希望の試験内容をお伺いし、弊社の線維化・炎症に関するノウハウを合わせ、お客様に最適な薬効評価試験をご提供いたします。   ご相談・ご関心がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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2025.02.01

病理組織解析サービスのご紹介

本記事では、病理組織解析サービスについてご紹介します。   近年、クライアント様から、「in vivo試験は実施したが、病理組織解析ができなくて困っている」、「第三者評価による解析データが欲しい」などの、病理組織解析に関するお問い合わせを多くいただいております。   弊社は疾患モデル動物を用いた薬効評価試験をこれまで1,000件以上実施してきた過程で、様々な臓器における病理解析の経験と知識を蓄積してきました。   病理組織解析サービスでは、豊富な経験と知識を有する病理専門研究員が、病理組織標本の作製、各種染色、解析(定性評価/定量評価)を実施いたします。 また、ご要望に応じて、解析方法の構築から結果の解説までサポートすることが可能で、お客様が実施した薬効評価試験のサンプルから情報を最大限引き出します。   病理組織解析サービスの詳細については、お気軽にお問い合わせください。

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2025.01.31

MASHモデルマウスの臨床相関性

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、世界中で最も一般的な慢性肝疾患の1種です。 現在、NAFLD の世界的な有病率は 30%にまで増加しており、今後も増加していくと予想されています[Younossi Z et al., Hepatology. 2023]。 NAFLDは、NASHを経て、肝硬変や肝ガンなど様々な重篤な疾患に進展する恐れがあり、全世界規模で大きな公衆衛生上の問題となっております。今日に至るまで、NAFLD/NASHの治療薬として多種多様な化合物の開発が行われてきましたが、根本的な治療薬の承認は未だされておりません。治療薬の開発を困難にしているその背景には、ヒト病態を再現した臨床相関性の高い動物モデルが無いことが大きな要因として挙げられます。   弊社STAM™モデルは、病理組織学的にヒトNASHと類似性が高い組織像を呈することから、臨床試験の主要評価項目にも設定されている線維化の程度やNAFLD Activity score で評価することが可能なモデルです。また、これまで600件以上の薬効評価試験を実施し、そのデータを用いて多くの化合物が臨床試験へ進まれております。NASH治療薬開発を目的に臨床試験に進まれている企業様の内、約40%が弊社STAM™モデルをご利用いただいております。その中の35%が、STAM™モデルと臨床試験において、同様の結果が確認されており、本モデルが高い臨床相関性を有することが示唆されております。 本モデルの高い臨床相関性に加え、弊社ではこれまで培ってきたNALFD/NASH領域における高い専門性を用いて、お客様のご要望に沿った最適な薬効評価試験をご提案いたします。本モデルや弊社サービスの詳細につきまして、ご質問等ございましたらお問い合わせください。

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2025.01.30

【相談増加中!】 MASH研究開発を加速させるための最初の一歩

FDAはMASHに対する初めての治療薬としてMadrigal Pharmaceuticalsが開発を行ったRezdiffra (resmetirom)の承認を発表しました。 FDAが初のMASH治療法を承認   この状況下において、MASH治療薬を開発されている場合、まず一度専門のCROに問い合わせることで あなたの研究開発をいち早く次のステップに進めることが可能となります。   社内で検討される場合、プロジェクトの検討にあたり、まずMASH開発関連の情報収集、整理が必要となり 情報の調査には多くの時間を必要としますが、MASHに強みを持つ専門のCROであればお問い合わせの多い、以下のような情報は整理されています。 - Rezdiffra (resmetirom)の非臨床、臨床試験の結果 - MASHの臨床試験の状況 - 非臨床試験で選択するモデルマウスや解析項目 - 今後のMASH治療薬開発の流れについて   MASH治療薬承認後にすぐに弊社にお問い合わせ頂いたクライアント様の場合、既に試験実施の決定をされいち早く次のステップに向けて進まれています。   上記のクライアント様の場合、以下のステップで試験実施まで進まれています。 1. 開発状況のヒアリング      MASH開発情報のご共有 2. ヒアリング内容に応じた試験プランニング 3. モデルマウス、試験デザインのご提案   MASH領域に多くの強みを持つ私たちSMCラボラトリーズにお問い合わせ頂き、現状のMASH開発状況を把握すると共に開発戦略や化合物に合わせたご提案により社内での意思決定まで素早く進まれています。   わたしたちはMASH領域におけるパイオニアとして、これまでSTAMTM-HCC/IO+モデルマウスを用いて 800以上の薬効評価試験を実施し、多くのMASH治療候補薬を評価し、15以上の化合物が臨床試験に進行しております。   MASH領域に強みを持つCROだからこそSTAMTM-HCC/IO+モデルを用いた提案だけでなくあなたの課題、問題に合わせた適切な情報提供とご提案が可能です。   MASH研究について膨大なノウハウを有している私たちであればあなたに最適なご提案が可能です。

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2025.01.30

アルツハイマー病モデルマウスのご紹介

本記事では、弊社のアルツハイマー病モデルマウス 【icv-STZモデル】についてご紹介します。   ■アルツハイマー病について アルツハイマー病は認知症の大部分を占める進行性の神経変性疾患であり、現在のところ根治できる治療薬はございません。 特徴として、脳内において主な原因物質であるアミロイドβの蓄積および神経原線維変化による神経細胞死が起こり、認知機能障害に至ります。 また、脳内ではアミロイドβの蓄積により、免疫細胞の活性化や酸化ストレスが起こり、慢性的な脳内炎症が誘発されます (Fig. 1)。 この脳内炎症は、アミロイドβの蓄積および神経障害を促進させることも報告されております(Kinney et al. Alzheimers Dement (N Y). 2018; Sandireddy et al., Int J Endocrinol. 2014)。   既存薬の神経伝達を助ける医薬品に加え、原因物質であるアミロイドβを除去する治療薬の開発が進められており、軽度認知障害の改善やアルツハイマー病の進行を予防することが期待されます。 一方で、アミロイドβの除去だけでは、進行している脳内炎症や神経障害を改善できず、認知機能を元に戻すことは難しいことが考えられます。 アミロイドβを標的とした治療薬に加え、脳内炎症や神経細胞を保護・再生する機能を持った治療薬の開発や、それらの併用療法がアルツハイマー病の根治に近づくと考えられます。 Fig.1 アルツハイマー病の脳内病理の進行  *MCI, mild cognitive impairment   ■icv-STZモデルについて icv-STZモデルは、ストレプトゾトシン(STZ)を両脳室内に一度投与することで作製する孤発性アルツハイマー病モデルとして知られております (Kamat et al., Neural Regen Res. 2015)。 本モデルの特徴は、amyloid-βの産生は起こらず、STZによる酸化ストレスに起因した、グリオーシスや神経細胞死、認知機能の低下が認められます。 したがって、脳内炎症や酸化ストレスの抑制効果、神経細胞の保護作用をはじめ、アルツハイマー病初期段階の病態にフォーカスした、被験物質の薬効評価をすることが可能です。 Fig. 2 icv-STZモデルマウスの海馬におけるIba1発現   詳細についてのお問い合わせや、ご質問等がございましたらお気軽にご連絡ください。

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2025.01.30

デキストラン硫酸ナトリウム (DSS)誘導性慢性大腸炎マウスモデルのご紹介

本記事では「デキストラン硫酸ナトリウム (DSS)誘導性慢性大腸炎モデル」についてご紹介します。   DSS誘導性慢性大腸炎モデルの特徴は、 ① 病態の誘導が簡便かつ再現性が高いこと、 ② 病態誘導の期間が短期間であること、 ③ 大腸の線維化が観察されることです。   本モデルを用いることで、IBDの発症・進行に関する研究や、治療薬の探索および大腸における抗線維化効果の評価が可能です。   本モデルの病態誘導につきましては、マウスにDSSを5日間 飲水投与して急性大腸炎を誘導後、通常飲水で14日間飼育することで、慢性大腸炎に認められる腸の線維化が観察されます。     弊社のDSS誘導性慢性大腸炎モデルを用いた代表的な研究例につきましては、下記論文をご覧ください。   IBDモデルをはじめ、種々の臓器における炎症 / 線維化モデルを用いた薬効評価試験サービスを提供しております。 ご相談・ご関心がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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