IPFモデルにおけるGalectin-3の免疫組織学的解析
本記事では、Idiopathic Pulmonary Fibrosis (IPF)モデルにおいての潜在的な治療ターゲット分子であるGalectin-3について紹介させて頂きます。
Galectin-3は様々な臓器のマクロファージで発現が増加することが知られており、線維化の発達に関与するレクチンタンパク質です。また、Galectin-3欠損マウスでは肝臓、肺、心臓の線維化に抵抗性を持つことが報告されています。
弊社IPFモデルにおけるGalectin-3の組織解析の結果は下記の特徴を示します。
IPFにおけるGalectin-3
- 後期線維化ステージであるDay21での評価
- 貪食により膨張したマクロファージの顕著な染色
- ヒトのIPF患者と同様にマクロファージ中のGalectin-3 レベルが上昇 [Nishi et al., Allergol Int., 2007]
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