COVID-19重篤化リスクにより高まるNASH治療薬開発の需要
本記事では、弊社肝疾患モデルマウスとCOVID-19重篤のリスクに関連する内容をご紹介をさせていただきます。
COVID-19は様々な代謝疾患により重篤化することが報告されており、非アルコール性の肝疾患(NAFLD/NASH)の患者でも重篤化リスクが報告されております[Pawlotsky, J., Nat Rev Gastroenterol Hepatol,2020]。
NAFLD/NASHは上市されている治療薬がない為、新薬の開発がなされてきましたが、
COVID-19感染後の重篤化リスクが報告されたことにより、新薬の開発はこれまで以上に急務となると考えられます。
新薬の開発では非臨床段階で適切なモデルを選択することで、臨床試験をより円滑に進めることが可能となります。
今回ご紹介させていただくSTAM™マウスはNAFLD/NASHの優れたモデルであり、
弊社独自の特許モデルでございます。STAM™マウスは以下の様な特徴をもちます。
– 脂肪肝・炎症・線維化・発がんといったNAFLD/NASH患者で見られる病態を再現
– 高血糖、高脂血症、Ⅱ型糖尿病様の症状を持つ
– 臨床試験のEndpointである、NAFLD Activity Scoreや線維化の組織学的解析が実施可能
– STAM™で試験した化合物でNAFLD/NASHの臨床試験Phase2以上に進んだ化合物が15件
現在、肝硬変やHCCなどの肝疾患をターゲットとした創薬をされている方や、既存薬の適応拡大を考えている方も、
STAM™を御社の非臨床研究にご活用されるのはいかがでしょうか