【論文紹介】MASH進行抑制の新知見|2-HOBAの有効性検証
本記事では、弊社クライアント様がSTAMTMマウスモデルを用いた研究において、MASH進行抑制に関する論文を報告されましたので、ご紹介させていただきます。
▶ 該当論文はこちら
Reactive Dicarbonyl Scavenging with 2-Hydroxybenzylamine Improves MASH
本論文では、reactive dicarbonyl electrophiles (DE)のスカベンジャーである「2-HOBA」が、肝臓における酸化ストレス・炎症・ミトコンドリア機能障害等の軽減を通じて、MASHの進行を抑える効果が示されています。
以下のようにMASHのエンドポイントにも設定されているNAFLD activity scoreの有意な減少が認められています。
STAMTMマウス利用のメリット、ポイント:
・MASH病態の再現率の高さから様々なpathwayの化合物の評価が可能
・臨床相関性が高く、1試験で様々なMASH病態を評価可能
・100%のマウスがMASHからHCCまで発症するため、発がん予防、治療試験のどちらにも最適
SMCラボラトリーズでは、以下のような形での研究をご支援が可能です。
✅STAMTMマウスを用いたMASH~HCCステージでの評価試験
✅承認された治療薬であるレスメチロームとの比較試験
✅STAMTMと異なるMASHモデル(高脂肪食誘導モデル等)を用いてヒト病態を網羅した評価試験
新たな候補化合物の評価をご検討中でしたら、ぜひお気軽にご相談ください。
貴社の開発ステージ・目的に応じた試験系をご提案いたします。
ご質問やお打ち合わせのご希望がございましたら、お問い合わせ頂ければ幸いです。