雄マウスを用いたBLM誘発肺線維症モデルのご紹介
本記事ではこれまでご提供してきました「ブレオマイシン(BLM)誘発肺線維症モデル」に関して、雄マウスでの病態作製オプションについてご連絡させて頂きます。
特発性肺線維症(IPF)の患者数は、女性よりも男性が多いことが知られております。弊社では、これまでハンドリングの容易さや病態誘導に伴う死亡率上昇の観点から、BLMモデル作製には雌マウスを用いてきました。しかし、非臨床試験の段階から、病態や化合物の作用機序に対する性差を考慮したいというクライアント様のご要望にお応えして、この度従来の雌マウスを用いたBLMモデルに加え、雄マウスを用いた病態モデル作製のオプションを追加いたしました。
弊社内で雄マウスを用いたBLMモデルのデータを取得・確認したところ、文献等で公表されているデータ同様、雌マウスよりも病態が強くなることを確認しております。これにより、肺線維症に対する化合物の薬効を包括的に評価することが可能になります。
今回ご紹介した雄BLMモデルを用いた薬効評価試験および弊社サービスについて、ご関心がございましたらお気軽にお問い合わせください。