肝細胞ガンモデルとしてのSTAMモデル
本記事では、弊社のMASH-HCCモデルであるSTAMTMモデルにつきまして、肝細胞ガン(HCC)モデルとしての側面をご紹介します。
従来より使用されているHCCモデルと比較しますと、STAMTMには以下のような特徴と利点がございます。
STAMTMモデル;
・ HCCが、16週齢から認められ、20週齢では100%の発症が認められます。
・ 遺伝子改変を行っておらず、NASHを背景にHCCが自然発症します。そのため、微小環境を含めたガン組織構造の再現が可能となっております。
・ クライアント様のご要望やニーズに沿って、予防試験や治療試験の実施が可能となっております。
DEN: Diethylnitrosamine, TAA: Thioacetamide
[1] Takakura K., et al., World J. Gastroenterol 24: 1989–1994
[2] Heindryckx F., et al., Int J Exp Path 90:367, 2009
上記に加え、STAMTMモデルでは、ヒトのHCCマーカーであるAFPやGlypican-3、Glutamine synthetaseの上昇が認められております。
また弊社には小動物用のCT装置もございますので、病態進行を多角的かつ正確に評価することが可能となっております。
ご質問等ございましたらお気軽にご連絡ください。