2025.02.02

肝癌モデルマウス-STAM-のご紹介

本記事では、弊社が開発した世界初の非アルコール性脂肪肝炎(NASH)から肝癌を自然発症する病態モデルマウス-STAM™モデル-について、肝癌モデルとしての特徴をご紹介いたします。

STAM™モデルは、後期2 型糖尿病の背景を有し、脂肪肝、肝炎、肝線維化、そして肝癌へと病態が進行する病態モデルマウスです。

 

本モデルは、ヒトNASHにおいて高い臨床相関性を示すことから、多くのNASH治療薬候補の薬効評価に利用されてきました。

更に、HCCモデルとしても下記のような特徴と利点を有しております。

 

STAMTMモデル;

・    肝細胞癌が、16週齢から認められ、20週齢では100%発症が認められます。

・    遺伝子改変を行っておらず、NASHを背景にHCCが自然発症します。そのため、微小環境を含めたガン組織構造の再現が可能となっております。

・    クライアント様のご要望やニーズに沿って、予防試験や治療試験の実施が可能となっております。

 

上記に加え、STAMTMモデルでは、ヒトのHCCマーカーであるAFPやGlypican-3、Glutamine synthetaseの上昇が認められております。

 

また弊社には小動物用のCT装置もございますので、病態進行を多角的かつ正確に評価することが可能となっております。

資料のご請求やご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。