デキストラン硫酸ナトリウム (DSS)誘導性慢性大腸炎マウスモデルのご紹介
本記事では「デキストラン硫酸ナトリウム (DSS)誘導性慢性大腸炎モデル」についてご紹介します。
DSS誘導性慢性大腸炎モデルの特徴は、
① 病態の誘導が簡便かつ再現性が高いこと、
② 病態誘導の期間が短期間であること、
③ 大腸の線維化が観察されることです。
本モデルを用いることで、IBDの発症・進行に関する研究や、治療薬の探索および大腸における抗線維化効果の評価が可能です。
本モデルの病態誘導につきましては、マウスにDSSを5日間 飲水投与して急性大腸炎を誘導後、通常飲水で14日間飼育することで、慢性大腸炎に認められる腸の線維化が観察されます。
弊社のDSS誘導性慢性大腸炎モデルを用いた代表的な研究例につきましては、下記論文をご覧ください。
IBDモデルをはじめ、種々の臓器における炎症 / 線維化モデルを用いた薬効評価試験サービスを提供しております。
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