Made to Orderサービス実施例:腸炎モデルにおける盲腸内カニュレーション投与法の確立
SMC LaboratoriesのMTO(Made to Order)サービスは、既存の疾患モデルや投与ルートでは対応できない研究ニーズに対し、依頼内容に基づきゼロから最適なモデルや投与法を設計・構築する仕組みです。モデル樹立から主試験実施までを一貫してサポートします。
クライアントより、DSS腸炎モデルマウスにおいて抗体を胃を経由させずに投与したいとの要望を受け、盲腸内カニュレーション投与法を新たに設計・確立しました。文献報告や他CROでの実績がない状況からの開発事例です。
【実施概要】
・盲腸内カニュレーション投与を提案し、カニュレーションチューブと手術方法を検討
・当初の術後回復性を踏まえ、カニュレーション位置・術後ケア・DSS濃度を最適化
・腸炎モデルと盲腸内投与の両立を実現し、本試験へ円滑に移行
【成果】
・盲腸内カニュレーション投与法を腸炎モデルで初めて確立
・術後の生存性と再現性を確保
・十二指腸内カニュレーションも併用可能とし、投与部位による薬効差の比較評価を実施可能
本事例のように、SMC Laboratoriesでは既存モデルにとらわれず、柔軟なモデル設計と確実なデータ取得によって、創薬研究の課題解決を強力に支援します。モデル設計段階からのご相談も歓迎します。