オーダーメイドモデルは、SMCラボラトリーズが提供する特別なサービスです。市場にはまだ出回っていない疾患モデルや、当社の既存ラインアップに含まれていないモデルを必要とされるお客様に向けて、最適なソリューションをご提案いたします。モデルに関するニーズやご要望、期待される機能、治療レジメン、さらに薬理学的有効性試験の確立や実施に至るまで、詳細にわたり徹底的に協議を行います。
当社はこのオーダーメイドモデルサービスを数年来にわたり提供しており、炎症性疾患、線維化疾患、がんといった分野において豊富な知識と実績を積み重ねてまいりました。その結果、新規モデルの確立において80％以上という高い成功率を達成しています。これらの経験と成果を踏まえ、お客様のオーダーメイドプロジェクトについても確実にご支援できると確信しております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
カタログに未掲載のモデルについて新たにお問い合わせをいただいた場合、SMCラボラトリーズでは、初回からスムーズな進行と確実なモデル確立を実現するため、これまでの実績に基づいたワークフローを適用いたします。以下では、その各工程を順を追ってご説明し、どの段階で何が実施されるのかを明確にいたします。
最初のステップは、お客様からのお問い合わせ送信です。この際に、ご希望の疾患モデルや設定したい評価指標についてお知らせいただくことからプロセスが始まります。
通常は、お客様のプロジェクト内容や想定されるモデルについて議論を進めるため、まずオンラインミーティングをご提案いたします。ご希望のモデルがまだ明確でない場合でも、当社がプロジェクトに最適なモデルを見つけ出すプロセスをサポートいたしますのでご安心ください。
また、機密性の高いデータが関わる場合には、情報共有にご不安をお持ちになることもあるかと存じます。その際には、詳細な議論を始める前に、必要に応じてNDA/CDA（秘密保持契約／データ共有契約）を締結することが可能です。
お客様からご希望のモデルや実施予定の試験に関するご要望を伺った後、当社にて文献調査を行い、実現可能なモデルに関する論文が存在するかを確認いたします。この工程は共同作業の段階にあたりますので、もし理想とされるモデルを説明した論文をご存じでしたら、ぜひ共有いただければ幸いです。
文献調査の結果を踏まえ、次のステップとしてパイロット試験に向けたモデルおよび試験計画をご提案いたします。このご提案については、通常、別途オンライン会議を通じて詳細にご議論いただきます。
こうしたプロセスを経て研究設計にご納得いただけましたら、発注書（Purchase Order）へのご署名をもって「試験開始」の正式なご指示を承ります。
署名済みの発注書を受領次第、プロジェクトはいよいよ実作業段階へと移行します。具体的には、マウスの発注、モデルの確立、そして結果の分析を順次実施いたします。
パイロット試験の結果が得られた後は、その成果をもとに今後の進め方について協議を行います。この協議には、続く本試験の具体的なデザインやタイムラインの検討も含まれます。
プロジェクトフェーズ3でモデルの確立に成功した後は、共同でプロジェクトフェーズ4に進み、貴社化合物の薬理学的有効性を本格的に評価いたします。必要に応じて標準治療薬（SOC）の投与群を設け、貴社薬剤とSOCの効果を比較することで、非臨床開発段階を経てIND申請へとつながる確かなデータを取得することも可能です。
本プロジェクトはお客様主導で進めていただけます。そのため、プロジェクトフェーズ3（パイロット試験における新規モデル確立）の段階で治療群を導入していただくことも可能ですし、本試験で薬理学的有効性を評価する前に、まずは少数の動物を用いて検証データを取得するステップを選択いただくこともできます。
具体的なモデルがすでにお決まりの場合はもちろん、まだ要件が定まっていない初期段階であっても、私たちはお客様のプロジェクトの旅路をしっかりとサポートいたします。まずはお問い合わせフォームより、ご希望やご検討内容をお知らせください。皆さまからのご連絡を心よりお待ちしております。